数学A 確率(反復試行) 問題 5 解説
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方針・初手
Aの硬貨で表が出る回数を $X$、Bの硬貨で表が出る回数を $Y$ とする。
どちらも8回投げるので、$X,Y$ はそれぞれ $0,1,\dots,8$ の値をとる。求めるのは $|X-Y|\geqq 7$ となる場合の確率である。
差が7以上になるのは、差が $7$ または $8$ の場合だけなので、その場合を数え上げる。
解法1
AとBの硬貨をそれぞれ8回投げるので、全事象の数は
$$ 2^8\cdot 2^8=2^{16} $$
である。
表の回数の差が $8$ となるのは、一方が8回すべて表で、他方が0回表である場合である。したがって
$$ (X,Y)=(8,0),(0,8) $$
の2通りであり、それぞれの起こり方は1通りずつである。よって、この場合の数は
$$ 1\cdot 1+1\cdot 1=2 $$
である。
次に、表の回数の差が $7$ となる場合を考える。このとき
$$ (X,Y)=(8,1),(1,8),(7,0),(0,7) $$
である。
それぞれの起こり方は、表が $k$ 回出る並び方が ${}_8\mathrm{C}_{k}$ 通りであることから、
$$ \begin{aligned} &(8,1): {}_8\mathrm{C}_{8}{}_8\mathrm{C}_{1}=1\cdot 8=8,\\ &(1,8): {}_8\mathrm{C}_{1}{}_8\mathrm{C}_{8}=8\cdot 1=8,\\ &(7,0): {}_8\mathrm{C}_{7}{}_8\mathrm{C}_{0}=8\cdot 1=8,\\ &(0,7): {}_8\mathrm{C}_{0}{}_8\mathrm{C}_{7}=1\cdot 8=8. \end{aligned} $$
したがって、差が $7$ となる場合の数は
$$ 8+8+8+8=32 $$
である。
以上より、条件を満たす場合の数は
$$ 2+32=34 $$
である。したがって求める確率は
$$ \frac{34}{2^{16}}=\frac{17}{2^{15}} $$
となる。
解説
差が7以上という条件はかなり厳しく、表の回数が極端に偏る場合だけを調べればよい。
この問題では、$X,Y$ の組をすべて列挙するのではなく、$|X-Y|\geqq 7$ となる組だけを先に特定するのが速い。差が8の場合と差が7の場合に分けると、漏れなく数え上げられる。
また、AとBは別々の硬貨なので、同じ表の回数でも並び方はそれぞれ独立に数える必要がある。
答え
$$ \boxed{17} $$
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