数学A 場合の数(重複組合せ) 問題 7 解説
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方針・初手
10個のセットは、球・立方体・正三角錐をそれぞれ何個入れるかで決まる。
したがって、3種類の個数を文字で置き、和が10になる非負整数解の個数を数える。
解法1
球の個数を $x$、立方体の個数を $y$、正三角錐の個数を $z$ とする。
(1) 全部の組合せでは、$x,y,z$ は $0$ 以上の整数であり、
$$ x+y+z=10 $$
を満たせばよい。
これは10個の同じものを3種類に分ける問題である。仕切りを2本入れると考えると、
$$ {}_{10+3-1}\mathrm{C}_{3-1}={}_{12}\mathrm{C}_{2} $$
である。
したがって、
$$ {}_{12}\mathrm{C}_{2}=\frac{12\cdot 11}{2}=66 $$
より、全部で $66$ 通りである。
(2) 球と立方体を少なくとも1個ずつ含むので、
$$ x\geqq 1,\quad y\geqq 1,\quad z\geqq 0 $$
である。
ここで、
$$ x'=x-1,\quad y'=y-1 $$
とおくと、$x',y',z$ は $0$ 以上の整数であり、
$$ x'+y'+z=8 $$
を満たす。
よって、この非負整数解の個数は
$$ {}_{8+3-1}\mathrm{C}_{3-1}={}_{10}\mathrm{C}_{2} $$
である。
したがって、
$$ {}_{10}\mathrm{C}_{2}=\frac{10\cdot 9}{2}=45 $$
より、求める組合せは $45$ 通りである。
解法2
(2) については、余事象で数えることもできる。
全部の組合せは、(1) より $66$ 通りである。
ここから、「球を含まない」または「立方体を含まない」組合せを除けばよい。
球を含まない場合は、立方体と正三角錐の2種類で10個を作るので、
$$ y+z=10 $$
の非負整数解の個数である。したがって $11$ 通りである。
同様に、立方体を含まない場合も $11$ 通りである。
ただし、球も立方体も含まない場合、つまり正三角錐だけで10個作る場合を2回引いているので、1回分を戻す。この場合は $1$ 通りである。
よって、
$$ 66-11-11+1=45 $$
となる。
したがって、球と立方体を少なくとも1個ずつ含む組合せは $45$ 通りである。
解説
この問題は、積み木の並べ方ではなく、3種類をそれぞれ何個入れるかを数える問題である。
したがって、順列ではなく、非負整数解の個数として処理する。典型的には、$x+y+z=10$ のように置いて、重複組合せの公式
$$ {}_{n+r-1}\mathrm{C}_{r-1} $$
を用いる。
「少なくとも1個ずつ含む」という条件がある場合は、先にその分を取り除いてから残りを分配すると計算が簡単になる。
答え
(1)
$66$ 通り
(2)
$45$ 通り
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