数学A 確率 問題 30 解説

方針・初手
数字 $1,2,3$ が書かれたカードの枚数をそれぞれ文字でおく。2枚を同時に引くので、全事象は $24$ 枚から $2$ 枚を選ぶ組合せとして数える。
解法1
数字 $1,2,3$ が書かれたカードの枚数をそれぞれ $x,y,z$ 枚とする。このとき
$$ x+y+z=24 $$
である。
2枚の数の和が $3$ になるのは、引いた2枚が $1$ と $2$ の組であるときに限る。したがって、その場合の数は $xy$ 通りである。
また、全体の場合の数は
$$ {}_{24}\mathrm{C}_{2}=276 $$
であるから、
$$ \frac{xy}{276}=\frac{20}{69} $$
となる。よって
$$ xy=276\cdot \frac{20}{69}=80 $$
である。
次に、2枚の数の積が $6$ になるのは、引いた2枚が $2$ と $3$ の組であるときに限る。したがって、その場合の数は $yz$ 通りであり、
$$ \frac{yz}{276}=\frac{5}{23} $$
となる。よって
$$ yz=276\cdot \frac{5}{23}=60 $$
である。
以上より
$$ x=\frac{80}{y}, \qquad z=\frac{60}{y} $$
である。これを $x+y+z=24$ に代入すると、
$$ \frac{80}{y}+y+\frac{60}{y}=24 $$
となる。両辺に $y$ をかけて、
$$ 80+y^2+60=24y $$
すなわち
$$ y^2-24y+140=0 $$
である。
これを因数分解すると、
$$ (y-10)(y-14)=0 $$
より、
$$ y=10,\ 14 $$
である。
ただし、カードの枚数 $x,z$ は整数でなければならない。$y=10$ のとき、
$$ x=\frac{80}{10}=8,\qquad z=\frac{60}{10}=6 $$
となり、すべて整数である。
一方、$y=14$ のとき、
$$ x=\frac{80}{14}=\frac{40}{7},\qquad z=\frac{60}{14}=\frac{30}{7} $$
となり、整数でないため不適である。
したがって、数字の $1$ が書かれているカードの枚数は
$$ x=8 $$
である。
解説
この問題では、2枚を同時に引くので、順序を区別せずに ${}_{24}\mathrm{C}_{2}$ 通りで数えるのが自然である。
和が $3$ になる組は $(1,2)$ だけ、積が $6$ になる組は $(2,3)$ だけであるため、それぞれの確率から $xy=80,\ yz=60$ という2つの積の条件が得られる。あとは全体の枚数 $x+y+z=24$ と組み合わせて解けばよい。
最後に、カードの枚数は整数でなければならないため、方程式の解をそのまま採用せず、整数条件を確認する必要がある。
答え
数字の $1$ が書かれているカードは
$$ 8\text{枚} $$
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