数学A 確率 問題 104 解説

方針・初手
2個の球に書かれた数を小さい方から $a<b$ とおく。条件は $b-a\geqq 50$ である。
全体は $1$ から $100$ までの中から異なる2個を選ぶ場合の数なので、まず全体の場合の数を ${}_{100}\mathrm{C}_{2}$ とし、条件を満たす組 $(a,b)$ を数える。
解法1
全体の場合の数は
$$ {}_{100}\mathrm{C}_{2}=\frac{100\cdot 99}{2}=4950 $$
である。
次に、$a<b$ かつ $b-a\geqq 50$ となる組を数える。
小さい方の数を $a$ とすると、条件 $b-a\geqq 50$ より
$$ b\geqq a+50 $$
である。また $b\leqq 100$ であるから、$a+50\leqq 100$ が必要であり、
$$ a\leqq 50 $$
である。
したがって $a=1,2,\dots,50$ のそれぞれについて、$b$ は
$$ a+50,\ a+51,\ \dots,\ 100 $$
を取り得る。
その個数は
$$ 100-(a+50)+1=51-a $$
個である。
よって条件を満たす組の総数は
$$ \sum_{a=1}^{50}(51-a) =50+49+\cdots+1 =\frac{50\cdot 51}{2} =1275 $$
である。
したがって求める確率は
$$ \frac{1275}{4950} =\frac{17}{66} $$
である。
解法2
差の絶対値が $d$ となる組を数える方法でも求められる。
$|a-b|=d$ となる組は、小さい方を $1$ から $100-d$ まで選べるので、$100-d$ 個ある。
今回は $d\geqq 50$ であるから、条件を満たす組の数は
$$ \sum_{d=50}^{99}(100-d) $$
である。
これは
$$ 50+49+\cdots+1 =\frac{50\cdot 51}{2} =1275 $$
である。
全体の場合の数は
$$ {}_{100}\mathrm{C}_{2}=4950 $$
なので、求める確率は
$$ \frac{1275}{4950} =\frac{17}{66} $$
である。
解説
この問題では、2個の球を取り出す順序は確率に影響しないため、番号の組を unordered に数えるのが自然である。
差が $50$ 以上になるには、小さい方の数が $50$ 以下でなければならない。そこに気づけば、各 $a$ に対して大きい方の数 $b$ が何通りあるかを数えるだけでよい。
また、差そのものを $d$ とおくと、$|a-b|=d$ となる組が $100-d$ 個であることから、より機械的に数えることもできる。
答え
$$ \boxed{\frac{17}{66}} $$
したがって、$\boxed{\text{ク}=\dfrac{17}{66}}$ である。
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