数学A 合同式 問題 1 解説

方針・初手
$n$ が $6$ の倍数であることから、自然数 $k$ を用いて $n=6k$ とおく。あとは $3^6$ を $7$ で割った余りを調べ、累乗しても余りが $1$ のままであることを示せばよい。
解法1
$n$ は $6$ の倍数であるから、ある自然数 $k$ を用いて
$$ n=6k $$
と表せる。
ここで、
$$ 3^6=729 $$
であり、
$$ 729=7\cdot 104+1 $$
だから、
$$ 3^6\equiv 1 \pmod{7} $$
である。
したがって、
$$ 3^n=3^{6k}=(3^6)^k $$
より、
$$ 3^n\equiv 1^k\equiv 1 \pmod{7} $$
となる。
よって、$n$ が $6$ の倍数のとき、$3^n$ を $7$ で割った余りは $1$ である。
解法2
$3$ の累乗を $7$ で割った余りの周期を調べる。
$$ \begin{aligned} 3^1&\equiv 3 \pmod{7},\\ 3^2&\equiv 9\equiv 2 \pmod{7},\\ 3^3&\equiv 6 \pmod{7},\\ 3^4&\equiv 18\equiv 4 \pmod{7},\\ 3^5&\equiv 12\equiv 5 \pmod{7},\\ 3^6&\equiv 15\equiv 1 \pmod{7}. \end{aligned} $$
よって、$3^6$ を $7$ で割った余りは $1$ である。
$n$ が $6$ の倍数なので、$n=6k$ とおける。したがって、
$$ 3^n=3^{6k}=(3^6)^k $$
であり、$3^6\equiv 1\pmod{7}$ だから、
$$ 3^n\equiv 1^k\equiv 1 \pmod{7} $$
である。
よって、$3^n$ を $7$ で割った余りは $1$ である。
解説
この問題の本質は、指数 $n$ が $6$ の倍数であることを $n=6k$ と表し、$3^6$ をひとまとまりとして扱う点にある。
直接 $3^n$ を計算する必要はない。合同式を用いると、
$$ 3^6\equiv 1 \pmod{7} $$
が分かれば、
$$ 3^{6k}=(3^6)^k\equiv 1^k\equiv 1 \pmod{7} $$
と一気に結論が出る。
「指数がある数の倍数」という条件は、累乗をまとまりに分けるための条件である。
答え
$n$ が $6$ の倍数なら $n=6k$ とおける。このとき、
$$ 3^6=729\equiv 1 \pmod{7} $$
であるから、
$$ 3^n=3^{6k}=(3^6)^k\equiv 1^k\equiv 1 \pmod{7} $$
となる。
したがって、$3^n$ を $7$ で割った余りは $1$ である。
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