数学A 整数問題 問題 78 解説

方針・初手
互いに素であることを示すには、$2n-1$ と $2n+1$ の共通の約数を任意に取り、それが $1$ しかありえないことを示せばよい。
ここでは、2つの数の差が
$$ (2n+1)-(2n-1)=2 $$
であることに注目する。
解法1
$2n-1$ と $2n+1$ の正の公約数を $d$ とする。
このとき、$d$ は $2n-1$ と $2n+1$ の両方を割り切るので、その差も割り切る。したがって
$$ d \mid {(2n+1)-(2n-1)} $$
より、
$$ d \mid 2 $$
である。
よって、$d$ は $1$ または $2$ である。
一方、$2n-1$ は奇数である。したがって、$2$ は $2n-1$ を割り切らない。ゆえに、$d=2$ はありえない。
したがって、$d=1$ である。
以上より、$2n-1$ と $2n+1$ の正の公約数は $1$ だけであるから、$2n-1$ と $2n+1$ は互いに素である。
解法2
ユークリッドの互除法を用いる。
$$ \gcd(2n-1,2n+1)=\gcd(2n-1,(2n+1)-(2n-1)) $$
であるから、
$$ \gcd(2n-1,2n+1)=\gcd(2n-1,2) $$
となる。
ここで、$2n-1$ は奇数なので、$2$ とは共通の素因数をもたない。したがって
$$ \gcd(2n-1,2)=1 $$
である。
よって、
$$ \gcd(2n-1,2n+1)=1 $$
となり、$2n-1$ と $2n+1$ は互いに素である。
解説
連続する2つの奇数 $2n-1$、$2n+1$ は差が $2$ である。したがって、共通の約数があるなら、それは $2$ の約数に限られる。
しかし、どちらも奇数であるため、$2$ を共通の約数にもつことはできない。よって共通の約数は $1$ しかない。
この問題では、「共通の約数は差も割り切る」という整数問題の基本性質を使うのが最短である。
答え
$2n-1$ と $2n+1$ の正の公約数は $1$ のみである。
したがって、$2n-1$ と $2n+1$ は互いに素である。
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