数学B 数列・確率 問題 25 解説

方針・初手
終了するのは「最後の2回がともに表」であり、かつそれ以前には表が2回続いていない場合である。
したがって、$n$ 回目で終了するには、長さ $n$ の表裏の列のうち、最後が「表表」で、途中に「表表」が初めて現れるものだけを数えればよい。
解法1
表を $H$、裏を $T$ と表す。
(1)
$P_2$ を求める。
2回目で終了するには、1回目と2回目がともに表であればよい。したがって該当する列は
$$ HH $$
のみである。
各列の確率は $\left(\dfrac12\right)^2=\dfrac14$ だから、
$$ P_2=\frac14 $$
である。
(2)
$P_3$ を求める。
3回目で終了するには、2回目と3回目がともに表であり、1回目と2回目ではまだ終了していない必要がある。
したがって列は
$$ THH $$
のみである。
よって、
$$ P_3=\left(\frac12\right)^3=\frac18 $$
である。
(3)
$P_4$ を求める。
4回目で終了するには、3回目と4回目がともに表である。また、2回目と3回目で表が2回続いてしまうと3回目で終了してしまうので、2回目は裏でなければならない。
したがって、最後の形は
$$ \boxed{\ \ }THH $$
である。
1回目は $H,T$ のどちらでもよい。ただし、2回目が $T$ なので、1回目と2回目で表が2回続くことはない。
したがって該当する列は
$$ HTHH,\quad TTHH $$
の2通りである。
各列の確率は $\left(\dfrac12\right)^4=\dfrac1{16}$ だから、
$$ P_4=2\cdot \frac1{16}=\frac18 $$
である。
(4)
$P_5<\dfrac12$ を示す。
5回目で終了するには、4回目と5回目がともに表である。また、3回目と4回目で表が2回続くと4回目で終了してしまうので、3回目は裏でなければならない。
したがって、最後の形は
$$ \boxed{\ \ }\boxed{\ \ }THH $$
である。
あとは、1回目から3回目までの列が「途中で表が2回続かない」ようにすればよい。3回目はすでに $T$ と決まっているので、1回目と2回目について考える。
1回目と2回目が $HH$ だと2回目で終了してしまうため不可である。よって、可能な列は
$$ HTTHH,\quad THTHH,\quad TTTHH $$
の3通りである。
したがって、
$$ P_5=3\cdot \left(\frac12\right)^5=\frac3{32} $$
である。
ここで、
$$ \frac3{32}<\frac{16}{32}=\frac12 $$
より、
$$ P_5<\frac12 $$
が示された。
解説
この問題では、「$n$ 回目で終了する」とは「$n-1$ 回目と $n$ 回目が表表で、しかもそれ以前には表表が出ていない」という意味である。
特に $n\geq 3$ のとき、最後が $HH$ で終わるため、その直前の $n-2$ 回目が $H$ だと、$n-2$ 回目と $n-1$ 回目で表が2回続いてしまう。よって、$n-2$ 回目は必ず $T$ である。
この条件を見落とすと、$P_4$ や $P_5$ で余計な列を数えてしまう。
答え
(1)
$$ P_2=\frac14 $$
(2)
$$ P_3=\frac18 $$
(3)
$$ P_4=\frac18 $$
(4)
$$ P_5=\frac3{32} $$
であるから、
$$ P_5<\frac12 $$
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