数学1 数1最大最小 問題 14 解説

方針・初手
式の中に共通するまとまり $x^2 + 2x$ があるため、これを1つの文字 $t$ で置き換えて変数を減らす。このとき、置き換えた文字 $t$ のとり得る値の範囲(定義域)を必ず確認してから、$y$ の最小値を調べる。
解法1
$t = x^2 + 2x$ とおく。右辺を平方完成すると、
$$ t = (x+1)^2 - 1 $$
$x$ は実数全体を動くので、$t$ のとり得る値の範囲は、
$$ t \geqq -1 $$
である。 次に、与えられた関数 $y$ を $t$ を用いて表すと、
$$ y = t^2 + 4t - 5 $$
となる。右辺を平方完成すると、
$$ y = (t+2)^2 - 9 $$
この関数は $t$ についての2次関数であり、グラフは $t = -2$ を軸とする下に凸の放物線である。 ここで、$t$ の変域は $t \geqq -1$ である。 軸 $t = -2$ は変域 $t \geqq -1$ に含まれず、変域の左側にあるため、$t \geqq -1$ の範囲において $y$ は単調に増加する。
したがって、$y$ は $t = -1$ のとき最小となる。 そのときの最小値は、
$$ y = (-1)^2 + 4 \cdot (-1) - 5 = -8 $$
このとき、$x$ の値は、
$$ x^2 + 2x = -1 $$
$$ (x+1)^2 = 0 $$
より、$x = -1$ である。
解説
共通部分を置き換えて次数を下げ、計算を容易にする典型問題である。文字を置き換えた際に、新しい文字の変域を求めることが最も重要なステップである。 本問では、$t = x^2 + 2x$ の最小値が $-1$ であるため、$y$ を $t$ で表した2次関数の頂点の $t$ 座標である $-2$ が定義域に含まれない。変域の確認を怠ると、頂点の $y$ 座標である $-9$ を最小値としてしまうため、注意が必要である。
答え
$x = -1$ のとき、最小値 $-8$
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