数学B 等差数列・等比数列 問題 26 解説

方針・初手
等差数列の一般項 $a_n=a+(n-1)d$ を用いる。第 $3$ 項と第 $10$ 項の条件から $a,d$ を決定し、その後 $a_n$ の式を使って各問を処理する。
解法1
等差数列の一般項は
$$ a_n=a+(n-1)d $$
である。
第 $3$ 項が $8$ であるから
$$ a_3=a+2d=8 $$
第 $10$ 項が $29$ であるから
$$ a_{10}=a+9d=29 $$
である。よって
$$ \begin{aligned} a+2d&=8,\\ a+9d&=29 \end{aligned} $$
を解く。
2式の差をとると
$$ 7d=21 $$
より
$$ d=3 $$
である。これを $a+2d=8$ に代入して
$$ a+6=8 $$
より
$$ a=2 $$
となる。
したがって一般項は
$$ a_n=2+3(n-1)=3n-1 $$
である。
次に
$$ 2^{a_1}+2^{a_2}+\cdots+2^{a_n} $$
を求める。$a_k=3k-1$ であるから
$$ 2^{a_k}=2^{3k-1} $$
である。よって求める和は
$$ \begin{aligned} 2^{a_1}+2^{a_2}+\cdots+2^{a_n} &=2^2+2^5+\cdots+2^{3n-1}\\ &=4+32+\cdots+2^{3n-1} \end{aligned} $$
となる。
これは初項 $4$,公比 $8$,項数 $n$ の等比数列の和である。したがって
$$ 2^{a_1}+2^{a_2}+\cdots+2^{a_n} =4\cdot \frac{8^n-1}{8-1} $$
より
$$ 2^{a_1}+2^{a_2}+\cdots+2^{a_n} =\frac{4(8^n-1)}{7} $$
である。
最後に,$200$ 以下の $a_n$ のうち偶数であるものの和を求める。
$$ a_n=3n-1\leqq 200 $$
より
$$ 3n\leqq 201 $$
したがって
$$ n\leqq 67 $$
である。
また,$a_n=3n-1$ が偶数となる条件を考える。$3n-1$ が偶数となるのは,$n$ が奇数のときである。
よって対象となるのは
$$ n=1,3,5,\ldots,67 $$
のときである。このときの $a_n$ は
$$ a_1=2,\quad a_3=8,\quad a_5=14,\quad \ldots,\quad a_{67}=200 $$
であり,初項 $2$,末項 $200$,公差 $6$ の等差数列である。
項数は,$1$ から $67$ までの奇数の個数なので
$$ 34 $$
である。したがって求める和は
$$ \frac{34(2+200)}{2}=34\cdot 101=3434 $$
である。
解説
第 $3$ 項と第 $10$ 項の情報から,まず等差数列の基本式 $a_n=a+(n-1)d$ に代入して $a,d$ を求めるのが初手である。
(2) では,指数部分が $a_k=3k-1$ となるため,$2^{a_k}$ は
$$ 2^{3k-1} $$
となる。隣り合う項の比は
$$ \frac{2^{3(k+1)-1}}{2^{3k-1}}=2^3=8 $$
であるから,等比数列の和として処理できる。
(3) では,$a_n=3n-1$ が偶数となる条件を $n$ の偶奇に直すのが重要である。$n$ が奇数のときだけ $a_n$ は偶数になり,その項だけを取り出すと公差 $6$ の等差数列になる。
答え
(1)
$$ a=2,\qquad d=3 $$
(2)
$$ 2^{a_1}+2^{a_2}+\cdots+2^{a_n} =\frac{4(8^n-1)}{7} $$
(3)
$$ 3434 $$
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