数学B 数列の和 問題 68 解説

方針・初手
等比数列では、連続する同じ個数の項の和は、前のまとまりの和に公比の累乗をかけたものになる。
したがって、初項から第 $n$ 項まで、第 $n+1$ 項から第 $2n$ 項まで、第 $2n+1$ 項から第 $3n$ 項までを、それぞれ $n$ 個ずつのまとまりとして考える。
解法1
この等比数列の公比を $r$ とする。
初項から第 $n$ 項までの和は
$$ S_n=54 $$
である。
また、初項から第 $2n$ 項までの和が $63$ であるから、第 $n+1$ 項から第 $2n$ 項までの和は
$$ S_{2n}-S_n=63-54=9 $$
である。
第 $n+1$ 項から第 $2n$ 項までの各項は、初項から第 $n$ 項までの各項に $r^n$ をかけたものである。したがって、その和も $r^n$ 倍になる。
よって
$$ 54r^n=9 $$
より、
$$ r^n=\frac{1}{6} $$
である。
次に、第 $2n+1$ 項から第 $3n$ 項までの和を考える。このまとまりは、第 $n+1$ 項から第 $2n$ 項までのまとまりにさらに $r^n$ をかけたものである。
したがって、第 $2n+1$ 項から第 $3n$ 項までの和は
$$ 9r^n=9\cdot \frac{1}{6}=\frac{3}{2} $$
である。
よって、初項から第 $3n$ 項までの和は
$$ S_{3n}=S_{2n}+\frac{3}{2} $$
であり、
$$ S_{3n}=63+\frac{3}{2}=\frac{129}{2} $$
となる。
解説
この問題では、等比数列の和の公式を直接使うよりも、「$n$ 個ずつのまとまりの和が等比数列になる」と見るのが簡潔である。
初めの $n$ 個の和が $54$、次の $n$ 個の和が $9$ なので、その比は
$$ \frac{9}{54}=\frac{1}{6} $$
である。この比が次のまとまりにもそのまま適用できるため、さらに次の $n$ 個の和は
$$ 9\cdot \frac{1}{6}=\frac{3}{2} $$
と求まる。
答え
$$ \frac{129}{2} $$
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