北海道大学 1999年 文系 第4問 解説

方針・初手
東または北にしか進まないので、各経路は「東へ何回、北へ何回進むか」の並べ方に帰着する。(2) は特定の交点 $A,B$ をともに通る経路数を積で数え、(3) は通行止め区間 $a$ を通る経路数を全体から引く。
解法1
図の道路の交点に座標を入れ、$S=(0,0),\ G=(5,4)$ とする。
(1)
$S$ から $G$ へ行くには、東へ $5$ 回、北へ $4$ 回進めばよい。
したがって経路数は、$9$ 回の移動のうち北へ進む $4$ 回の位置を選ぶ組合せの数だから
$$ {}_9\mathrm{C}_{4}=126 $$
通りである。
(2)
図2より
$$ A=(3,3),\qquad B=(4,3) $$
とおける。
$S$ から $A$ へ行くには東へ $3$ 回、北へ $3$ 回進むので
$$ {}_6\mathrm{C}_{3}=20 $$
通り。
$A$ から $B$ へは東へ $1$ 回進むだけなので $1$ 通り。
$B$ から $G$ へは東へ $1$ 回、北へ $1$ 回進むので
$$ {}_2\mathrm{C}_{1}=2 $$
通り。
よって、$A$ と $B$ をともに通る経路数は
$$ 20\cdot 1\cdot 2=40 $$
通りである。
(3)
図3の $a$ は、交点 $(1,1)$ から $(1,2)$ へ向かう縦の道路部分である。
したがって、通行止め区間 $a$ を通る経路数を数えて全体から引けばよい。
$S$ から $(1,1)$ へ行く経路数は、東へ $1$ 回、北へ $1$ 回だから
$$ {}_2\mathrm{C}_{1}=2 $$
通り。
そのあと区間 $a$ を通る方法は $1$ 通り。
さらに $(1,2)$ から $G=(5,4)$ へ行くには、東へ $4$ 回、北へ $2$ 回進むので
$$ {}_6\mathrm{C}_{2}=15 $$
通り。
よって区間 $a$ を通る経路数は
$$ 2\cdot 1\cdot 15=30 $$
通り。
したがって、求める経路数は
$$ 126-30=96 $$
通りである。
解説
格子点経路は、各部分区間ごとに独立に数えて掛け合わせるのが基本である。通行止めが「点」ではなく「道路の1区間」であることを読み違えると、(3) の個数を誤るのでそこが注意点になる。
答え
(1) $126$ 通り
(2) $40$ 通り
(3) $96$ 通り
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