数学B 群数列 問題 8 解説

方針・初手
この数列は、$1, \dfrac{1}{3}, \dfrac{1}{9}, \dfrac{1}{27}, \ldots$ の各項について、分母が $3^k$ の項 $\dfrac{1}{3^k}$ が $3^k$ 個ずつ並んでいる。
したがって、第何項がどのまとまりに入るかは、個数の累積和
$$ 1+3+3^2+\cdots+3^k $$
を調べればよい。
解法1
$\dfrac{1}{3^k}$ が $3^k$ 個ずつ並ぶので、$\dfrac{1}{3^0}, \dfrac{1}{3^1}, \ldots, \dfrac{1}{3^k}$ までの項数の合計は
$$ 1+3+3^2+\cdots+3^k =\frac{3^{k+1}-1}{2} $$
である。
まず第 $670$ 項を調べる。
$$ \begin{aligned} 1+3+3^2+3^3+3^4+3^5 &=\frac{3^6-1}{2}\\ &=\frac{729-1}{2}\\ &=364 \end{aligned} $$
また、
$$ \begin{aligned} 1+3+3^2+3^3+3^4+3^5+3^6 &=\frac{3^7-1}{2}\\ &=\frac{2187-1}{2}\\ &=1093 \end{aligned} $$
である。よって
$$ 364<670\leqq 1093 $$
だから、第 $670$ 項は $\dfrac{1}{3^6}$ のまとまりに含まれる。
したがって、
$$ \frac{1}{3^6} =\frac{1}{729} $$
である。
次に、初項から第 $2182$ 項までの和を求める。
$k=0$ から $k=6$ までのまとまりはすべて含まれる。その項数は
$$ 1+3+3^2+\cdots+3^6=1093 $$
である。
各まとまりでは、$\dfrac{1}{3^k}$ が $3^k$ 個あるので、そのまとまりの和は
$$ 3^k\cdot \frac{1}{3^k}=1 $$
である。
したがって、$k=0$ から $k=6$ までの $7$ 個のまとまりの和は
$$ 7 $$
である。
残りの項数は
$$ 2182-1093=1089 $$
である。
これらは次のまとまり、すなわち $\dfrac{1}{3^7}$ の項である。よって残りの和は
$$ \begin{aligned} 1089\cdot \frac{1}{3^7} &=\frac{1089}{2187}\\ &=\frac{121}{243} \end{aligned} $$
である。
したがって、初項から第 $2182$ 項までの和は
$$ \begin{aligned} 7+\frac{121}{243} &=\frac{1701+121}{243}\\ &=\frac{1822}{243} \end{aligned} $$
である。
解説
この問題の要点は、同じ値が何個並ぶかを「群」として見ることである。$\dfrac{1}{3^k}$ が $3^k$ 個並ぶため、各群の和は常に $1$ になる。
第 $670$ 項のような項番号を調べるときは、群の末項番号
$$ 1+3+3^2+\cdots+3^k $$
を使って、どの群に属するかを判定する。
和を求めるときは、完全に含まれる群の和をまとめて数え、最後に途中まで含まれる群だけを別に加えるとよい。
答え
第 $670$ 項は
$$ \frac{1}{729} $$
である。
したがって、
$$ **(7)** **(8)** **(9)** =729 $$
より、
$$ **(7)** =7,\quad (8)=2,\quad (9)=9 $$
である。
また、初項から第 $2182$ 項までの和は
$$ \frac{1822}{243} $$
である。
したがって、
$$ **(10)** **(11)** **(12)** **(13)** =1822,\qquad (14)(15)(16)=243 $$
より、
$$ **(10)** =1,\quad (11)=8,\quad (12)=2,\quad (13)=2 $$
$$ **(14)** =2,\quad (15)=4,\quad (16)=3 $$
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