数学2 指数関数 問題 13 解説

方針・初手
指数関数の底を $2$ に統一し、$2^x = t$ とおいて $t$ についての方程式に帰着させる。このとき、指数関数の性質から $t$ のとり得る値の範囲に制限がつくことに注意する。
解法1
与えられた方程式の各項の底を $2$ にそろえると
$$(2^3)^x - 3 \cdot (2^2)^x - 3 \cdot 2 \cdot 2^x + 8 = 0$$
$$(2^x)^3 - 3 \cdot (2^x)^2 - 6 \cdot 2^x + 8 = 0$$
と変形できる。
ここで、$2^x = t$ とおくと、$x$ は実数であるから $t > 0$ である。 方程式を $t$ を用いて表すと
$$t^3 - 3t^2 - 6t + 8 = 0$$
となる。左辺を因数分解するために因数定理を用いる。$P(t) = t^3 - 3t^2 - 6t + 8$ とおくと、$P(1) = 1 - 3 - 6 + 8 = 0$ であるから、$P(t)$ は $t-1$ を因数にもつ。 したがって
$$(t-1)(t^2 - 2t - 8) = 0$$
$$(t-1)(t-4)(t+2) = 0$$
これより、$t = 1, 4, -2$ を得る。
$t > 0$ の条件を満たすものは
$$t = 1, 4$$
である。
(i) $t = 1$ のとき
$$2^x = 1$$
より、$x = 0$ である。
(ii) $t = 4$ のとき
$$2^x = 4$$
$$2^x = 2^2$$
より、$x = 2$ である。
以上より、求める実数 $x$ の値は $x = 0, 2$ である。
解説
指数方程式の定石通りに解き進める標準的な問題である。底が $2, 4, 8$ となっているため、これらをすべて共通の底である $2$ に統一することが第一歩となる。 $2^x = t$ と置換した際、指数関数の値域から $t > 0$ という隠れた条件が発生することを決して忘れてはならない。この条件によって、3次方程式を解いて得られた $t$ の値のうち、負の値である $-2$ を除外する必要がある。ここでの吟味を怠ると、存在しない実数解(虚数解)を求めることになってしまう。 また、3次方程式の因数分解では因数定理を用いる。定数項の約数($\pm 1, \pm 2, \dots$)を順に代入し、$0$ になる値を見つけるのが基本である。
答え
$0, 2$
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