数学2 対数関数 問題 46 解説

方針・初手
対数方程式・不等式を解く際の基本である「真数条件」を最初に確認する。その後、対数の性質を用いて左辺を一つの対数にまとめ、底の大きさに注意して真数の不等式に帰着させる。
解法1
対数の真数は正であるから、
$$x-1 > 0 \quad \text{かつ} \quad x+2 > 0$$
これを解いて、
$$x > 1 \quad \cdots \text{(1)}$$
与えられた不等式を変形すると、
$$\log_{3}(x-1)(x+2) \leqq 2$$
$$\log_{3}(x^2+x-2) \leqq \log_{3} 3^2$$
底 $3$ は $1$ より大きいから、真数の大小関係は変わらず、
$$x^2+x-2 \leqq 9$$
$$x^2+x-11 \leqq 0$$
2次方程式 $x^2+x-11=0$ の解は $x = \frac{-1 \pm 3\sqrt{5}}{2}$ であるから、この2次不等式の解は、
$$\frac{-1 - 3\sqrt{5}}{2} \leqq x \leqq \frac{-1 + 3\sqrt{5}}{2} \quad \cdots \text{(2)}$$
(1) と (2) の共通範囲を求める。ここで、$6 = \sqrt{36} < \sqrt{45} = 3\sqrt{5}$ より、$-1 + 3\sqrt{5} > 5$ であるから、$\frac{-1+3\sqrt{5}}{2} > \frac{5}{2} > 1$ となる。
したがって、求める $x$ の値の範囲は、
$$1 < x \leqq \frac{-1 + 3\sqrt{5}}{2}$$
解説
対数の問題では、何よりもまず「真数 $> 0$」の条件を立式することが最重要である。不等式を解く過程で現れる範囲と、真数条件との共通範囲を最後にとることを忘れないようにする。
また、対数の不等式から真数の不等式へ移行する際、底が $1$ より大きい場合は不等号の向きがそのまま維持され、$0 < \text{底} < 1$ の場合は不等号の向きが逆になる。本問では底が $3$ であるため、不等号の向きはそのままである。
答え
$1 < x \leqq \frac{-1 + 3\sqrt{5}}{2}$
自分の記録
誤りを報告
問題文の写しミス、解説の誤り、誤字、表示崩れに気づいた場合は送信してください。ログイン不要です。





