数学2 対数関数 問題 51 解説

方針・初手
対数の積を計算する問題である。 対数の底が揃っていないため、底の変換公式を用いて底を統一する。 また、真数である $8$ と $27$ をそれぞれ素因数分解して、累乗の形に直すことから始める。
解法1
与えられた式を変形する。真数部分を累乗の形にすると、以下のようになる。
$$\log_3 8 \cdot \log_2 27 = \log_3 2^3 \cdot \log_2 3^3$$
対数の性質 $\log_a M^k = k \log_a M$ を用いて、真数の指数を対数の前に出す。
$$\log_3 2^3 \cdot \log_2 3^3 = (3 \log_3 2) \cdot (3 \log_2 3) = 9 \log_3 2 \cdot \log_2 3$$
底の変換公式を用いて、$\log_3 2$ の底を $2$ に変換する。
$$\log_3 2 = \frac{\log_2 2}{\log_2 3} = \frac{1}{\log_2 3}$$
これを先ほどの式に代入して計算する。
$$9 \cdot \frac{1}{\log_2 3} \cdot \log_2 3 = 9$$
解法2
任意の底 $c$ (ただし $c>0, c \neq 1$)に対する底の変換公式を用いて、式全体を同じ底の対数で表す。
$$\log_3 8 \cdot \log_2 27 = \frac{\log_c 8}{\log_c 3} \cdot \frac{\log_c 27}{\log_c 2}$$
真数を累乗の形にし、指数を対数の前に出す。
$$\frac{\log_c 2^3}{\log_c 3} \cdot \frac{\log_c 3^3}{\log_c 2} = \frac{3 \log_c 2}{\log_c 3} \cdot \frac{3 \log_c 3}{\log_c 2}$$
分母と分子にある $\log_c 2$ と $\log_c 3$ をそれぞれ約分する。
$$3 \cdot 3 = 9$$
解説
対数の積を含む計算問題の基本である。 対数の計算において底が異なる場合は、底の変換公式 $\log_a b = \frac{\log_c b}{\log_c a}$ を用いて底を統一することが定石である。 また、底の変換公式から導かれる $\log_a b \cdot \log_b c = \log_a c$ や $\log_a b \cdot \log_b a = 1$ という関係式に習熟していれば、より素早く結論を導くことができる。
答え
9
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