数学3 その他応用 問題 22 解説

方針・初手
時間に対する増加の割合がその時点の量に比例するので、バクテリアの量 $y$ は微分方程式
$$ \frac{dy}{dt}=ky $$
を満たす。したがって、量は指数関数的に変化する。まず一般解を求め、1時間後に4倍という条件から定数を決めればよい。
解法1
培養開始後 $t$ 時間のバクテリアの量を $y(t)$、最初の量を $y(0)=A$ とする。
条件より
$$ \frac{dy}{dt}=ky $$
であるから、これを解いて
$$ y(t)=Ae^{kt} $$
を得る。
1時間後に最初の4倍になるので、
$$ y(1)=Ae^k=4A $$
より
$$ e^k=4 $$
である。したがって
$$ y(t)=A\cdot 4^t $$
となる。
(1) 2時間後の量
$t=2$ を代入すると、
$$ y(2)=A\cdot 4^2=16A $$
である。よって、2時間後には最初の $16$ 倍である。
(2) 最初の量の100倍になる時刻
$y(t)=100A$ とおくと、
$$ A\cdot 4^t=100A $$
より
$$ 4^t=100 $$
である。両辺の常用対数をとると、
$$ t\log_{10}4=\log_{10}100=2 $$
したがって
$$ t=\frac{2}{\log_{10}4} $$
となる。
ここで
$$ \log_{10}4=2\log_{10}2=2\times 0.3010=0.6020 $$
だから、
$$ t=\frac{2}{0.6020}\fallingdotseq 3.322\cdots $$
よって、小数第1位までで
$$ t=3.3 $$
である。
解説
「増加の割合がその時点の量に比例する」という条件は、典型的な指数関数的増加を表す。
この問題では、1時間で4倍になることが分かっているので、以後も同じ法則で
$$ y(t)=A\cdot 4^t $$
と表せる。したがって、2時間後は単純に $4^2$ 倍、100倍になる時刻は $4^t=100$ を対数で解けばよい。
答え
(1)
2時間後には最初の $16$ 倍である。
(2)
最初の量の $100$ 倍になるのは、培養開始後 $3.3$ 時間後である。
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