数学C 平面ベクトル 問題 28 解説

方針・初手
ベクトルのなす角は内積で求める。条件 $|\vec{a}-\vec{b}|=1$ を2乗して、$\vec{a}\cdot\vec{b}$ を求めればよい。
解法1
$\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角を $\theta$ とする。ただし、$0\leqq \theta \leqq \pi$ である。
条件より
$$ |\vec{a}|=|\vec{b}|=|\vec{a}-\vec{b}|=1 $$
である。ここで、両辺を2乗して
$$ |\vec{a}-\vec{b}|^2=1 $$
を用いる。
左辺を内積で展開すると、
$$ |\vec{a}-\vec{b}|^2 =(\vec{a}-\vec{b})\cdot(\vec{a}-\vec{b}) =|\vec{a}|^2-2\vec{a}\cdot\vec{b}+|\vec{b}|^2 $$
である。したがって、
$$ 1=1-2\vec{a}\cdot\vec{b}+1 $$
より、
$$ 2\vec{a}\cdot\vec{b}=1 $$
すなわち
$$ \vec{a}\cdot\vec{b}=\frac{1}{2} $$
である。
一方、内積の定義より
$$ \vec{a}\cdot\vec{b}=|\vec{a}||\vec{b}|\cos\theta $$
である。$|\vec{a}|=|\vec{b}|=1$ だから、
$$ \frac{1}{2}=1\cdot 1\cdot \cos\theta $$
となり、
$$ \cos\theta=\frac{1}{2} $$
を得る。
$0\leqq\theta\leqq\pi$ であるから、
$$ \theta=\frac{\pi}{3} $$
である。
解法2
$|\vec{a}|=|\vec{b}|=|\vec{a}-\vec{b}|=1$ であるから、始点をそろえた2つのベクトル $\vec{a},\vec{b}$ の終点をそれぞれ $A,B$ とすると、原点を $O$ として
$$ OA=OB=AB=1 $$
である。
したがって、三角形 $OAB$ は正三角形である。よって、$\vec{a}$ と $\vec{b}$ のなす角は $\angle AOB$ に等しいので、
$$ \angle AOB=60^\circ $$
である。
したがって、
$$ \theta=\frac{\pi}{3} $$
である。
解説
条件 $|\vec{a}-\vec{b}|$ は、2つのベクトルの終点間の距離を表している。したがって、図形的には正三角形と見ることもできる。
ただし、計算で確実に処理するなら、$|\vec{a}-\vec{b}|^2$ を内積で展開するのが基本である。なす角を求める問題では、まず $\vec{a}\cdot\vec{b}$ を求め、そこから $\cos\theta$ に結びつける流れが典型である。
答え
$$ \frac{\pi}{3} $$
すなわち、
$$ 60^\circ $$
自分の記録
誤りを報告
問題文の写しミス、解説の誤り、誤字、表示崩れに気づいた場合は送信してください。ログイン不要です。





