数学2 恒等式 問題 19 解説

方針・初手
与えられた等式が「すべての実数 $k$ に対して成立する」という条件から、この等式を $k$ についての恒等式と見なして処理する。
式を展開し、$k$ について整理したうえで、各係数が $0$ となるような条件を立式する。
解法1
与えられた等式
$$(k+1)x + (k-1)y - 5k + 1 = 0$$
の左辺を展開し、$k$ について整理する。
$$kx + x + ky - y - 5k + 1 = 0$$
$$(x + y - 5)k + (x - y + 1) = 0$$
この等式がすべての実数 $k$ に対して成り立つための必要十分条件は、$k$ の係数および定数項がともに $0$ となることである。したがって、次の連立方程式を得る。
$$\begin{cases} x + y - 5 = 0 \\ x - y + 1 = 0 \end{cases}$$
これを整理して解く。
$$\begin{cases} x + y = 5 & \cdots \text{①} \\ x - y = -1 & \cdots \text{②} \end{cases}$$
①と②を辺々加えると
$$2x = 4$$
$$x = 2$$
これを①に代入すると
$$2 + y = 5$$
$$y = 3$$
よって、求める定数 $x, y$ の値が定まる。
解説
「すべての実数 $k$ に対して成り立つ」「任意の $k$ について成り立つ」「$k$ の値によらず成り立つ」といった表現は、その式が $k$ についての恒等式であることを意味する。
このような問題では、着目する文字(今回は $k$)について式を整理し、「($k$ の係数)$ = 0$」かつ「(定数項)$ = 0$」とするのが最も標準的かつ確実な定石である。
図形的には、この問題は「直線 $(x+y-5)k + (x-y+1) = 0$ が $k$ の値によらず通る定点の座標を求めよ」という問題と同じ構造をしている。
答え
$x=2, y=3$
自分の記録
誤りを報告
問題文の写しミス、解説の誤り、誤字、表示崩れに気づいた場合は送信してください。ログイン不要です。





