数学C 平面ベクトル 問題 34 解説

方針・初手
ベクトル $\vec{b}$ は、$\vec{a}$ を原点を中心に正の向きに $90^\circ$ 回転したものなので、座標の変換
$$ (x,y)\mapsto (-y,x) $$
を用いればよい。
そのあと、求めるベクトルを $s\vec{a}+t\vec{b}$ とおいて、係数 $s,t$ を連立方程式で求める。
解法1
与えられたベクトルは
$$ \vec{a}=\left(\frac{2}{\sqrt{5}},\frac{1}{\sqrt{5}}\right) $$
である。
これを原点を中心に正の方向へ $90^\circ$ 回転すると、座標は $(x,y)\mapsto (-y,x)$ と変わるので、
$$ \vec{b}=\left(-\frac{1}{\sqrt{5}},\frac{2}{\sqrt{5}}\right) $$
である。
ここで
$$ \left(\frac{7}{\sqrt{5}},-\frac{4}{\sqrt{5}}\right)=s\vec{a}+t\vec{b} $$
とおく。
右辺を成分で表すと、
$$ \begin{aligned} s\vec{a}+t\vec{b} &= s\left(\frac{2}{\sqrt{5}},\frac{1}{\sqrt{5}}\right) +t\left(-\frac{1}{\sqrt{5}},\frac{2}{\sqrt{5}}\right)\\ &= \left(\frac{2s-t}{\sqrt{5}},\frac{s+2t}{\sqrt{5}}\right) \end{aligned} $$
である。
したがって、成分を比較して
$$ \begin{cases} 2s-t=7\\ s+2t=-4 \end{cases} $$
を得る。
第1式から
$$ t=2s-7 $$
である。これを第2式に代入すると、
$$ s+2(2s-7)=-4 $$
より、
$$ 5s-14=-4 $$
したがって
$$ 5s=10 $$
なので、
$$ s=2 $$
である。
また、
$$ t=2s-7=4-7=-3 $$
である。
よって、
$$ \left(\frac{7}{\sqrt{5}},-\frac{4}{\sqrt{5}}\right)=2\vec{a}-3\vec{b} $$
である。
解説
正の方向への $90^\circ$ 回転では、ベクトル $(x,y)$ は $(-y,x)$ に変わる。この回転後のベクトル $\vec{b}$ を正しく求めることが最初の要点である。
その後は、与えられたベクトルを $\vec{a},\vec{b}$ の一次結合として表すだけなので、係数を文字でおいて成分比較すればよい。
答え
$$ [②]=2,\qquad [③]=-3 $$
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