数学C 空間ベクトル 問題 16 解説

方針・初手
点 $D$ とその対称点 $E$ の中点は平面 $ABC$ 上にあり,直線 $DE$ は平面 $ABC$ に垂直である。
したがって,まず平面 $ABC$ の方程式を求め,その法線方向に沿って点 $D$ を反転させればよい。
解法1
平面 $ABC$ の法線ベクトルを求める。
$$ \overrightarrow{AB}=(-1,-1,1),\qquad \overrightarrow{AC}=(-2,0,2) $$
よって,法線ベクトルは
$$ \overrightarrow{AB}\times \overrightarrow{AC} = (-2,0,-2) $$
であるから,平面 $ABC$ の法線ベクトルとして
$$ \boldsymbol{n}=(1,0,1) $$
をとることができる。
点 $A(2,1,0)$ を通るので,平面 $ABC$ の方程式は
$$ (x-2)+z=0 $$
すなわち
$$ x+z=2 $$
である。
点 $D(1,3,7)$ から平面 $x+z=2$ への垂線の足を $H$ とする。法線方向は $(1,0,1)$ であるから,$H$ は
$$ H=D-t(1,0,1) $$
と表せる。すなわち
$$ H=(1-t,3,7-t) $$
である。
$H$ は平面 $x+z=2$ 上にあるから,
$$ (1-t)+(7-t)=2 $$
より
$$ 8-2t=2 $$
となる。したがって
$$ t=3 $$
である。
よって
$$ H=(-2,3,4) $$
である。
点 $E$ は点 $D$ を平面 $ABC$ に関して対称移動した点なので,$H$ は線分 $DE$ の中点である。したがって
$$ H=\frac{D+E}{2} $$
より,
$$ E=2H-D $$
である。これを計算すると
$$ E=2(-2,3,4)-(1,3,7)=(-4,6,8)-(1,3,7)=(-5,3,1) $$
となる。
解説
平面に関する対称点を求める問題では,「対称面上に中点がある」「結ぶ直線は平面に垂直である」という2条件を使うのが基本である。
この問題では,平面 $ABC$ が
$$ x+z=2 $$
という簡単な形になるため,法線方向 $(1,0,1)$ に沿って点 $D$ から平面へ下ろした垂線の足を求めればよい。
答え
$$ E(-5,3,1) $$
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