数学C 球面の方程式 問題 4 解説

方針・初手
外心 $P$ は、平面 $\alpha$ 上にあり、$A,B,C$ から等距離にある点である。まず平面 $\alpha$ の方程式を求め、そのうえで
$$ PA=PB,\quad PA=PC $$
を用いて $P$ を決定する。
また、球面が平面 $\alpha$ と点 $P$ で接するなら、球面の中心は $P$ を通り平面 $\alpha$ に垂直な直線上にある。
解法1
まず、平面 $\alpha$ の方程式を求める。
$$ \overrightarrow{AB}=(0,2,0),\quad \overrightarrow{AC}=(-2,0,4) $$
であるから、平面 $\alpha$ の法線ベクトルは
$$ \overrightarrow{AB}\times \overrightarrow{AC} = (8,0,4) $$
である。よって、法線ベクトルとして $(2,0,1)$ をとれる。
平面 $\alpha$ は点 $A(2,0,0)$ を通るので、
$$ 2(x-2)+z=0 $$
すなわち
$$ 2x+z-4=0 $$
である。
(1)
外心を $P(x,y,z)$ とおく。外心は平面 $\alpha$ 上にあるから、
$$ 2x+z-4=0 $$
を満たす。
また、$PA=PB$ より、
$$ (x-2)^2+y^2+z^2=(x-2)^2+(y-2)^2+z^2 $$
したがって、
$$ y^2=(y-2)^2 $$
より
$$ y=1 $$
である。
次に、$PA=PC$ より、
$$ (x-2)^2+y^2+z^2=x^2+y^2+(z-4)^2 $$
したがって、
$$ (x-2)^2+z^2=x^2+(z-4)^2 $$
これを整理すると、
$$ x-2z+3=0 $$
である。
よって、
$$ x=2z-3 $$
これを平面 $\alpha$ の方程式 $2x+z-4=0$ に代入すると、
$$ 2(2z-3)+z-4=0 $$
すなわち
$$ 5z-10=0 $$
より
$$ z=2 $$
である。したがって、
$$ x=1 $$
となる。
よって、外心は
$$ P(1,1,2) $$
である。
外接円の半径は $PA$ であるから、
$$ PA=\sqrt{(1-2)^2+(1-0)^2+(2-0)^2} $$
より
$$ PA=\sqrt{1+1+4}=\sqrt{6} $$
である。
したがって、外接円の半径は
$$ \sqrt{6} $$
である。
(2)
球面が平面 $\alpha$ と点 $P$ で接するので、球面の中心は $P$ を通り、平面 $\alpha$ に垂直な直線上にある。
平面 $\alpha$ の法線ベクトルは $(2,0,1)$ である。この長さは
$$ \sqrt{2^2+0^2+1^2}=\sqrt{5} $$
であるから、単位法線ベクトルは
$$ \pm \frac{1}{\sqrt{5}}(2,0,1) $$
である。
球面の半径が $5$ なので、中心は $P$ から法線方向に距離 $5$ だけ離れた点である。したがって中心を $O$ とすると、
$$ O=P\pm 5\cdot \frac{1}{\sqrt{5}}(2,0,1) $$
である。
$P(1,1,2)$ より、
$$ O=(1,1,2)\pm \sqrt{5}(2,0,1) $$
したがって、求める中心の座標は
$$ (1+2\sqrt{5},1,2+\sqrt{5}),\quad (1-2\sqrt{5},1,2-\sqrt{5}) $$
である。
解説
外心を求める問題では、空間内の三角形であっても、外心は必ず三角形のある平面上にある。そのため、$PA=PB,\ PA=PC$ だけでなく、平面 $\alpha$ 上にあるという条件を使う必要がある。
また、平面と球面が点 $P$ で接するとは、接点 $P$ における球の半径が平面に垂直であることを意味する。したがって、球の中心は平面 $\alpha$ の法線方向にある。半径が $5$ なので、法線方向に距離 $5$ だけ進めばよい。
答え
(1)
$$ P(1,1,2),\quad \text{外接円の半径 } \sqrt{6} $$
(2)
$$ (1+2\sqrt{5},1,2+\sqrt{5}),\quad (1-2\sqrt{5},1,2-\sqrt{5}) $$
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